2026年01月23日

AI workshop #81 2026/1/23(Fri) 要旨録

AI workshop #81 2026/1/23(Fri) 要旨録
メンバ:森、土田、川幡、河野、中村、神崎、富久、橋村、伊尻


----- Session1 ----- 1830-1934 土田さん:LangChain V1.2 概要
エージェント開発を支える共通機能の整理
資料:LangChain v1.2について202601.pdf
ソース:https://github.com/ktsuchida11/AIWorkshop202601/blob/main/middleware_agent.py

簡単にエージェントをつくりたい:LangChainだけで実装
ワークフローをつくりたい: LangGraphも利用する
LangChain Create_agentを中心としたパッケージ
 LangChain-core コアの抽象化
 LangGraph ワークフロー実装のAPI
Langchain-openai/langchain-anthropiなど 各モデル向けの実装

Langchain v1.2のまとめ
・create_react_agent → create_agentに変更
・エージェントのインプットとアウトプットを構造化
・Middleware機能の追加
・機能のフェードアウト Prompt template/Output parser/LCEL が公式ページ例からなくなった
・LangGraphでLocalServerにできる
・LangChainの脆弱性

エージェントのインプットとアウトプットを構造化
・出力(特に「構造化出力 / structured output」)の取り扱いが大きく改善され、モデルによる構造化データ生成がメインループで直接行われるよう
 @データ損失防止:出力ミスによる情報欠落のリスクが低減
 A直接利用可能な形式:解析不要でデータとしてそのまま扱える
 Bバリデーションによる安心感:スキーマに沿った出力なので、型に合わない結果はエラーとして検出される
・Standard Content Blocks(標準コンテンツブロック)」という考え方により、モデルに関係なく reasoning(思考部分)、text(自然言語出力)、tool outputs(ツールからの出力)などを構造化して扱う仕組みが整備

structured outputについて
・ProviderStrategyはモデルプロバイダ側でネイティブに対応している場合に有効で、OpenAIやGroKのような一部モデルが直接スキーマ対応して出力
・ToolStrategyはモデルがネイティブ対応しないときに用いられ、LangChainが内部的にツール呼び出し戦略で構造化出力
・通常、schemaを直接指定するだけでモデルが対応すればProviderStrategyが自動的に使われ、対応モデルがない場合はToolStrategyにフォールバックする

Built-in Middleware とは?
・LangGraph 上でエージェント/ワークフローを実行するときに、 モデル呼び出しやツール呼び出しの「前後」に共通処理を挟み込むための仕組み
・各ノードのロジックを書き換えずに、横断的な関心事を後付けできる:
 コンテキスト管理(要約・編集・古い情報のクリアなど)
 ガバナンス/安全性(Human-in-the-loop、PII マスキング、モデレーションなど)
 信頼性/コスト管理(リトライ、フォールバック、回数制限、プロンプトキャッシュなど)
 開発者向け機能(シェル実行、ファイル検索、ツール選択・エミュレーションなど)
・使い方のイメージ:graph 実行時に middleware=[...] を指定すると、対象イベントごとに自動で処理が走る

langchainmid1.png

Built-in Middleware の全体像
・目的別カテゴリ
 コンテキスト・タスク管理
 ガバナンス・安全性・コンプライアンス
 信頼性・コスト最適化
 開発者生産性・ツール連携
・Provider 別
 Provider-agnostic:ほとんどのミドルウェア(Summarization, HITL, Call limit, Fallback, PII など)
 Anthropic 向け:Prompt caching, Bash tool, Text editor, Memory, File search など
 OpenAI 向け:Content moderation(OpenAIModerationMiddleware)

コンテキスト・タスク管理系
・SummarizationMiddleware
 会話履歴がコンテキスト上限に近づいたら、古いメッセージを自動要約
 直近メッセージは保持しつつ、過去を「要約 1 メッセージ」に圧縮
・ContextEditingMiddleware(例: ClearToolUsesEdit)
 古いツール実行結果だけを削除/プレースホルダ置換してトークン削減
・TodoListMiddleware
 ToDo リスト作成・更新機能を付与し、マルチステップタスクを管理
・(Anthropic)Claude Memory / Text Editor / State File Search
 長期メモリやテキスト編集・仮想ファイル検索で長期タスクやコード編集をサポート

ガバナンス・安全性・コンプライアンス系
・HumanInTheLoopMiddleware
 ツール実行前に処理を一時停止し、「承認・編集・却下」を人が判断
 DB 書き込み、メール送信、決済など高リスク操作のガードレール
・PIIMiddleware
 メールアドレスやクレカ番号などの PII を検出し、マスク・伏字・ブロックなどで処理
 入力・出力・ツール結果のどこに適用するかを制御可能
・OpenAIModerationMiddleware(OpenAI 専用)
 OpenAI モデレーション API で入力・出力・ツール結果をチェックし有害コンテンツを制御

信頼性・コスト最適化系
・ModelFallbackMiddleware
 メインモデル失敗時に別モデルへ自動フォールバック
 モデル障害時のレジリエンス向上・コスト最適化に有効
・ToolRetryMiddleware
 ツール呼び出し失敗時に自動リトライ(指数バックオフなどを設定可能)
 ネットワーク一時障害などに強いエージェントを構築
・ModelCallLimit / ToolCallLimit
 コスト上限や API 呼び出し回数の SLO を守るための制御
・(Anthropic)PromptCachingMiddleware
 長いシステムプロンプトやツール定義をキャッシュし、レイテンシとコストを削減

開発者生産性・ツール連携系
・LLMToolSelectorMiddleware
 サブ LLM で「どのツールを使うべきか」を選別し、本体モデルには絞り込んだツールだけ渡す
 トークン削減・精度向上に寄与
・LLMToolEmulator
 実ツールを呼ばずに、LLM が「ツール結果っぽいレスポンス」を生成(モック)
 外部 API 未実装・コスト高ツールの代替として開発初期に便利
・ShellToolMiddleware
 永続シェルセッションをエージェントから操作可能(実行ポリシーで権限制御)
・FilesystemFileSearchMiddleware
 ファイルシステムに対する Glob / Grep をツールとして提供し、コードベースやドキュメント検索に有効
・(Anthropic)Text Editor / StateFileSearch
 Claude のテキスト編集と仮想ファイル検索で大規模リファクタリングを支援

Provider 別 Middleware 一覧
・Provider-agnostic(どの LLM でも利用可能)
 Summarization / Human-in-the-loop
 Model call limit / Tool call limit / Model fallback
 PII detection / To-do list / LLM tool selector / Tool retry / LLM tool emulator
 Context editing / Shell tool / File search
・Anthropic 専用 Prompt caching / Bash tool / Text editor / Memory / File search
・OpenAI 専用 Content moderation(OpenAIModerationMiddleware)

自社エージェントでの活用パターン例
・社内 Q&A / 社内ポータルボット
 Summarization + ContextEditing:長時間利用でも履歴維持
 PIIMiddleware / OpenAIModeration:コンプライアンス対応
・業務自動化エージェント(メール送信、チケット登録など)
 HumanInTheLoop:高リスク操作の事前確認
 ToolCallLimit / ToolRetry:外部 API 安全利用
・開発者向けコーディングエージェント
 FilesystemFileSearch + ShellTool:コード検索・テスト実行
 (Anthropic)Text Editor / Memory:リファクタリングと継続的作業

カスタム middleware
・[@before_model]などのデコレーターが用意されていて呼び出したいところの値を設定した関数を作成するだけ
・クラスで実装する場合はAgentMiddlewareを継承してbefore_modeなどを実装

機能のフェードアウト(Prompt template / Output parser / LCEL)
・言いたいこと(結論):これらは「廃止」ではなく、公式ドキュメントの“入口の作例”で主役ではなくなったため、フェードアウトして見えます。いまの入口は Agent(`create_agent`)中心です。
・何が変わったか:以前の「PromptTemplate → LCEL(`|`合成)→ OutputParser」型の例より、v1 系は `create_agent` + middleware + structured output の導線が前面に出ます。
 構造化出力は、プロンプトでJSONを書かせてパースする方式(prompted output)が非推奨になり、`response_format` での prompted output はサポート対象外と明記されています。

古い記事やサンプルで PromptTemplate/LCEL/OutputParser を見てもまだりようできるので焦らなくてOK。ただし、公式の推奨は Agent(create_agent)+ middleware + structured output に移っている。

LangGraphでLocalServerにできる
・何ができる?:`langgraph dev` で Agent Server をローカル起動できます(開発・テスト用の in-memory モード)。 ([LangChain Docs][6])
・何が嬉しい?:ローカルに API サーバが立つので、外部ツールやUIから叩ける形で動作確認・デモがしやすい(/docs が提供される想定)。
・注意点:`langgraph dev` は in-memoryで、開発・テスト向け。本番は永続ストレージ等を伴うデプロイが前提

LangChainの脆弱性
・対象の脆弱性(2025年12月公開)
 Python(langchain-core): CVE-2025-68664 / GHSA-c67j-w6g6-q2cm (GitHub)
 JavaScript(@langchain/core / langchain): CVE-2025-68665 / GHSA-r399-636x-v7f6 (GitHub)
・脆弱性の種類(要点)
 Serialization Injection(シリアライズ注入):シリアライズ時に、ユーザー由来の自由形式データ内の 'lc' キー を適切にエスケープできず、後段の load() / loads()(JSは load())で LangChainオブジェクトとして誤解釈され得る。 (GitHub)
・攻撃が成立する典型パターン
 LLM出力やユーザー入力に混入したデータ(例:metadata, additional_kwargs, response_metadata)がシリアライズされ、後でデシリアライズされる経路で悪用される。 (GitHub)
・環境変数シークレットの漏えい:secrets_from_env(Python)や secretsFromEnv(JS)が有効だと、細工された構造により 環境変数から秘密情報を読み出しされ得る。 (GitHub)
・(条件付きで)クラスのインスタンス化による副作用:
Python:許可された信頼名前空間(langchain_core 等)内の Serializable サブクラスが生成され、__init__ の副作用(ネットワークアクセス等)に繋がり得る。 (GitHub)
・影響を受ける条件(代表例)
 Python:astream_events(version="v1") や Runnable.astream_log() が内部で該当シリアライズを使う(v2は非該当と明記)。 (GitHub)
 Python:dumps() / dumpd() を 非信頼データに対して使い、その結果を load() / loads() で復元する。 (GitHub)

・影響バージョンと修正版
Python(pip: langchain-core)
 影響あり:>= 1.0.0, < 1.2.5
 影響あり:< 0.3.81
 修正済み:1.2.5 / 0.3.81
JavaScript(npm: @langchain/core)
 影響あり:>= 1.0.0, < 1.1.8
 影響あり:< 0.3.80
 修正済み:1.1.8 / 0.3.80
JavaScript(npm: langchain)
 影響あり:>= 1.0.0, < 1.2.3
 影響あり:< 0.3.37


----- 講義ノート(河野)
langchain v1 -> v1.2 になって安定したので紹介
 langchain 簡単にエージェントつくる
 langgraph より高度な内容で実装したい

エージェントのインプットとアウトプット
 データ損失防止、直接利用可能な形式、バリデーションによる安心感
structured outputについて:軽く知っておく程度で
Built-in Middleware とは?

Langgraph/langchain 上で問い合わせする場合の共通手順を設定できる
 コンテキスト管理、ガバナンス、信頼性、開発サポート
 create agent 時に middleware= を指定して利用する

Built-in Middleware の全体像
 SummarizationMiddleware 会話履歴がコンテキスト上限に近づいたら要約
  直近を保持しつつ過去を要約1メッセージ化
 ContextEditingMiddleware
  古いツール実行結果だけを削除、プレースホルダ置換してトークン削減
 TodoListMiddleware
  todoリスト作成、マルチステップタスク管理

Anthropic対応:Claude Memory/Text Editor/StateFile Search
 ガバナンス・安全性・コンプライアンス系
  Human in the loop:実行中の承認等
  Pll
信頼性・コスト最適化
 失敗時に別モデルにフォールバック

開発者ツール
 サブLLMでどのツールを使うべきか選別、本体モデルには絞り込んだツールだけ渡す
 モック生成
 外部APi未実装時の代替
Provider 別対応

・自社エージェントでの活用パタン例
社内QA ポータルbot
 長期履歴保持、コンプライアンス対応
業務自動エージェント メール送信・チケット登録等
カスタムmiddleware
 機能フェードアウト

Langgraph を localserver化できるメリット
 ローカル動作すると開発・試験しやすい

Langchainの脆弱性 v.2025/12
 シリアライズ注入、環境変数シークレットの漏洩
 新versionでは解消済み

実装演習
(1)構造化して outputしたい
 langgraph stateの概念が引き継がれる:変数・型・クラスで共有

例:web リサーチエージェント:日銀レポートを取得して格納
 レポート発表前後のマーケット状況の変化をエージェントにきく
AWS claude は呼び出し回数制限が入るので chatGPTを使った

プロンプト:2024/12のレポートを要約し、会合前後のマーケットの変化をレポートして下さい
 structured response に値が入っていく
 従来はプロンプト内にこれら要素を書いて渡していたが、構造化が自動的に行われる

(2)middleware agent利用
 web検索した結果を html fileにして出力する agent
 file save 時に確認メッセージを表示する
 checkpoint:問い合わせ時のロールバックポイント 永続化できる
 割り込み処理で確認メッセージを呼び、その後 check point に resumeする

サマライズ、容量を小さくしながら内容を保持する
セキュリティ担保 個人情報・APIキーなどチェックする
 OpenAIのAPIキーが入っていたら自動的にマスクする
 セキュア情報が入った処理を中断する
  どういう対応を行ったかも教えてくれる
  対象とするキーはカスタマイズできる

----- QA
こうの 自作したサービスに共通処理として外部 middlewareを入れやすい構造?
つちだ web処理時の middlewareのように共通で行う処理的な概念
かわばた USでこのような機能を入れておくように、という法令対応のため?
つちだ 業務的なセキュリティ要求ではないか ガバナンス充実して事故を防ぐ
かわばた ユーザ操作に応じて middleware処理を変えられるのはよい
 正規表現的なフィルタより複雑なものをつくれそう



----- Session2 ----- 1934-2110 かわばたさん:最新AIテクノロジー概説

** 共通テストの話題
- AIも間違えた2026共通テストの問題。生成AIが得意の数学で満点を取れなかった理由を東大院生が解説 | 学校・受験 | 東洋経済オンライン :: https://toyokeizai.net/articles/-/930500

** Anthropic Claude Code
(最近、非常に人気のプログラム支援AI)

*** 入門・チュートリアル
- <2026-01-21> Agentic Coding 実践ワークショップ - Speaker Deck :: https://speakerdeck.com/watany/agentic-coding-workshops-20260121
- <2026-01-25> Claude Codeベストプラクティスまとめ :: https://speakerdeck.com/minorun365/claude-codebesutopurakuteisumatome
- <2026-01-20> [翻訳] Anthropic ハッカソン優勝者による Claude Code 完全ガイド【基礎編】 :: https://zenn.dev/studypocket/articles/claude-code-complete-guide
- <2026-01-03> 【2026年最新版】Claude Code 完全入門ガイド|創業者直伝のノウハウ、おすすめSkills・SubAgnets、SaaSの未来、月額400円活用術まで2.7万文字で詳細解説。|チャエン | 重要AIニュースを毎日発信 :: https://note.com/chaen_channel/n/n170fbfcd94bf
- <2026-11-18 Fri> シンプルなTODOアプリを、Claude Codeを使って5分で作って30分で公開する | gihyo.jp :: https://gihyo.jp/article/2025/11/get-started-claude-code-03

- 【書評】実践Claude Code入門|npaka :: https://note.com/npaka/n/n9ac45fcb2d16

*** Claude Code の各種拡張機能
- <2026-01-19> 濫立するClaude Codeの機能の使い分け:スキル、サブエージェント、スラッシュコマンド、CLAUDE.md、Hooks :: https://zenn.dev/notahotel/articles/a175aa95629d0b
- <2026-01-04> Claude Code の7つの拡張機能、結局どう使い分ければいいの? :: https://zenn.dev/tmasuyama1114/articles/claude_code_extension_guide
- <2025-12-30> Claude Codeの真価を引き出す:Skills・MCP・Subagentsの組み合わせ術|hiromi maeo :: https://note.com/enhanced/n/n3424d05df50f
- <2025-12-24> Claude Codeの拡張機能が分からなくなったので全部整理した(CLAUDE.md / サブエージェント/ スラッシュコマンド / スキル / MCP) #AI - Qiita :: https://qiita.com/nak1104/items/a0274cd106ea7b6f1771
- <2025-12-15> Claude Codeのユーザー設定プロンプトを使い分けてコンテキスト管理を最適化する (CLAUDE.md, rules, slash commands, skills, subagents) | Atusy's blog :: https://blog.atusy.net/2025/12/15/claude-code-user-config/

** OpenAI
*** Open Responses
LLM間の推論インタフェースの標準化
- Open Responses の概要|npaka :: https://note.com/npaka/n/nb8d8a64e0cbf
- Open Responses: Open-Source Standard for LLM Interoperability - SuperGok :: https://supergok.com/open-responses-llm-interoperability/
*** GPT-5.2
- GPT-5.2 の概要|npaka :: https://note.com/npaka/n/n7a4bdf31d37a

** Google
*** Gemma
- FunctionGemma の概要|npaka :: https://note.com/npaka/n/nc3b38de5c25f
- TranslateGemma の概要|npaka :: https://note.com/npaka/n/ne22141b07a0f
*** Gemini
- Gemini Personal Intelligence の概要|npaka :: https://note.com/npaka/n/n4bfbc8d0b09c
- Gmail の Gemini 新機能まとめ|npaka :: https://note.com/npaka/n/n6b3701ac65db
- Geminiの勢いが止まらない。ChatGPTが圧倒されるのも仕方ない | ギズモード・ジャパン :: https://www.gizmodo.jp/2026/01/similarweb_global_ai_tracker_2026_jan_1_gemini_got_share.html

** 日本語Local LLM比較
- 2026年最新!小型LLM日本語ガチランキング【Qwen3 vs Gemma3 vs TinyLlama】Ollamaで爆速カスタム術も :: https://zenn.dev/kewa8579/articles/2996512cafaec4
** Qwen
- Qwen-Image-Edit-2511 の概要|npaka :: https://note.com/npaka/n/n79cc62c5e0a8
- Qwen3-TTS-VD-Flash ・ Qwen3-TTS-VC-Flash の概要|npaka :: https://note.com/npaka/n/nfec8195b385a

** 最近の注目の本
- 対称性と機械学習/岡野原 大輔|自然科学書 - 岩波書店 :: https://www.iwanami.co.jp/book/b10144338.html
- ゼロからつくるDeep LearningE LLM編 :: レビューが終わり、半年後に出版予定。


----- 講義ノート(河野)
過去2か月の topic
共通テストを AIで解かせた
 LLMほぼ解けるようになっていた、驚き
ChatGPT/Geminiは数学オリンピックの問題は解ける
AIが間違えた 2026共通テストの問題
 問題文を画像で送信すると OCRが弱くてうまく認識できなかった
 人間が文字化して渡せば解けた

ClaudeCode
 最近性能が大きく改善した
 UIも良く出来てる
 拡張機能が充実してきた:どんなのがある?
良いサンプル:シンプルな todoアプリを ClaudeCodeを使って 5分で作って 30分で公開する
 丸投げ型の紹介

推薦書籍:ClaudeCodeによるAI駆動開発入門
最近の高機能:skills

書評:実践ClaudeCode入門 業務システム開発プロジェクトへの応用方法の示唆
 ソフトウェア開発工程のレイヤを自由に移動してサポートできる
 開発プロセス全体を見渡しながら ClaudeCodeを使える
 開発そのものを安定化する方向で使う
 spec駆動開発
 内容を完全にしながら開発していける
 プロンプトの工夫、スペックをどう作るか、MCP/Actionの活用、レビューと検証

大学にて学生に論文を書かせる指導を AIにサポートさせるのは有効
ClaudeCode:windowsで動作可能となった
 powershell でOK、UIも大丈夫だった
本の内容を pdfにして Google notebookLMに入れたい
 epub を Androidで読むと drm解除で localに保存するので、これを PCで取得できる

書籍:Anthropicハッカソン優勝者による CouldeCode完全ガイド
ClaudeCode の拡張フレームワーク Skills/SubAngents が好評
・hook:特定のイベントに連動して実行
 Aが起こったらBを行うといった処理、ClaudeCodeが何かを通知した場合にPCの音を鳴らす
 jsonによる設定ファイルとして動作安定性を確保
・CLAUDE.md:常に知っておくべき知識、オリジナルマークダウン、Sonnet4.5では 200kトークンまで
  多くなるとサマライズする
・サブエージェント:独立した作業、作業過程記憶は不要

 agentsフォルダ内に定義したエージェントを作業中にコールする、作業過程は不要で結果のみ利用する場合、開発中の確認ツールなど:コンテキストの忘却
・スラッシュコマンド:ショートカットとして繰り返し複雑な手順を呼び出したい
  / を入れておくと短縮形を補完しながら処理を実行できる:skillsと類似。人間が処理内容・タイミングを明示できる、エイリアスのような機能
・スキル:上記以外の処理を指定
  CaludeCode起動時に知識の冒頭部を読み、必要に応じて全体を読み込んで利用する。コンテキスト・メモリ・処理速度を最適化する。
・MCP:AIアプリ全体を対象としたプロトコル、コンテキストの観点から必要なもののみにした方がよい
・プラグイン:追加機能をパッケージ化して共有・配布する機能

CluadeCodeはいろいろ拡張できる
プロが作った skillsをまとめて利用したい
 vibecodingで動くものはできるが堅牢なシステムをつくるのは容易でない
Superpowers:鬼PM+エリート外注部隊のスキルを追加できる
 メインエージェント:PM、サブエージェント:実働部隊
 来年にはデフォルトで入ってくるかも?

Anthropicハッカソン優勝者の設定集 everything-Coulde-Codeリポジトリを読み解く
ClaudeCodeは拡張機能で各エンジニアのノウハウを追加して共有できる仕組みを作ったのがすごい
 集合知エコシステムとしての進化が期待される

OpenAI Open response
 推論するための LLMどうしの会話APIの標準化
 ビルダー=LLM
 ステートレス、暗号化対応
 モデル設定パラメータ標準化
 ストリーミング:セマンティックイベント
curlでOpenResponses を呼ぶ
 モデルプロバイダとルータによるモデルオーケストレーションの組み合わせ
 huggingfaceがサポートしている

OpenAI GPT5.2
 物腰がやわらかくなり、ハルシネーション低減
 vision改良:LVM対応:画像も入力可能

local LLMを動かしやすい ollamaで visionをサポート:画像生成対応
 まずは MacOSのみ、z-image turbo(china), FLUX.2 Klein(US)
 メモリを多く要求する

Google
Gemma:OpenSource、ローカル動作可能
FunctionGemma:自然言語を APIアクションに変換
 人・コンピュータ双方の言語を翻訳して動作可能:自然言語とソフトウェア実行の連携化
 カスタマイズ可能:ファインチューニングでプライベート学習強化
 256k:エッジデバイスで実行可能:nvidia jetson nano、スマホ

TranslateGemma:翻訳に特化したモデル
 55言語コミュニケーション 27B
 ローカルで動くコンパクト高性能オープンモデル:高精度・高効率、モバイル推論サポート
 Geminiモデルをオープンアーキテクチャに凝縮2段階ファインチューニング
 SFT:教師ありファインチューニング、RL:強化学習
 厳密に 55言語をサポート、追加 500言語ペアで学習
 強力なマルチモーダルも導入:Vistra画像翻訳もサポート:画像内テキストも認識
 カスタマイズも可能

Gemini:proprietary
 gmail組み込み対応化
 gmailユーザ 30億人
 受信トレイ管理:受信トレイアシスタント機能
受信トレイになんでも質問:AI overview:有料サービス
 会話全体を要約して要点を簡潔にまとめる
 自然言語でメール内容を要約
Help me writeで文章をブラッシュアップ
suggested replies:返答を自動下書き
Proofread:高度な文法・トーン・スタイルチェック:有料

Gemini personal intelligence
 ユーザ自身を理解してナビゲートする:まず US向けリリース
 Geminiをパーソナライズできる
 Gmail/Google photo/Youtube/Google searchの連携し、個人に合わせたコミュニケーションと応答を可能とする
 個人のファイルデータから回答を作成してくれる

x Grok 4.1
 非常に優秀になった。ハルシネーションが低減されている

Qwen 中国系LLM

小型LLM(1b-4b)日本語比較
 Qwen3-1.7B:日本語会話はたいへんなめらか
 Gemma3-4B:日英翻訳が優秀
 TinyLlama-1.1B:クラシックになった

nvidia DGX spark
 peta flops(fp4) float 4bit:たくさん並列接続動作可能
 nano chatをつくってみる

書籍:zeroからつくる deeplearning 6 LLM編:新刊
 公開レビュー原稿:完成度高かった
 ライブラリに頼らず高性能LLMをつくっていく
 論文を読んで強化学習用 GRPOを実装している:Group relative policy optimization
 情報系学生だと理解できるレベルで説明

QA----
つちだ CouldeCodeの機能は Github Copilotでも類似機能がでている
 local LLM やってみたい
こうの claude code 本おもしろそう


----- 次回 AIws#82 2026/2/20

posted by IS Engineer at 23:00| Comment(0) | AI workshop 2026

2025年11月21日

AI workshop #80 2025/11/21(Fri) 要旨録

AI workshop #80 2025/11/21(Fri) 要旨録
メンバ:土田、河野、森、富久、中村、神崎、高木、川幡、橋村


----- Session1 ----- 1830-1930 土田さん:AIエージェントプロジェクト振り返り
今日考えたいこと・伝えたいこと
 どうしたら精度が上がるのか
 他のユースケースに応用できないか
 AIエージェント開発を受ける場合にきをつけること
 AIエージェント開発工数の見積もりかた
 AIエージェント開発の勘所
「振り返りボードでふりかえる」

プロジェクト概要:Githubに記載

AI エージェントとChatGPTの違い
aiagent1.jpg

AI エージェントとChatGPTのユースケース
ChatGPT側に向いているユースケース(3つ)
・人が途中で見て指示を変えながら進めたい業務補助
 例:議事録の要約 → 追加で深掘り質問 → 体裁の整形 → 英訳、といった「対話しながら完成度を上げる」作業
 理由:人の判断を挟む前提なので、その場で指示を細かく変えたり順番を入れ替えたりしやすいから。
・小規模・そのときどきで内容が変わる情報取得や下調べ
 例:今日のトピックの要点をざっと集める/外部の最新状況を一回だけ確認する
 理由:初期準備なしで聞けて、ブラウズ機能の範囲なら1回の会話で完結するから。
・プロンプトや業務フローのたたき台・アイデア出し
 例:「こういうレポートを毎日出したいんだけど?」という形を会話で詰める
 理由:まだ要件が固まっていない段階でも実装なしでパターンを試せるので、検討のスピードが出る。

AIエージェントアプリに向いているユースケース(3つ)
・決まった時刻・頻度で必ず回したい定型ジョブ
 例:毎朝6時にニュースを集約して社内DBに保存し、失敗時は自動でリトライする
 理由:スケジュール・リトライ・状態保存をコードで堅くしておけるので、人が見ていなくても落ちにくいから。
・社内システムやSaaSをまたいで自動連携させる業務オートメーション
 例:社内APIから案件を取得 → LLMで要約 → 権限に応じて別チャンネルに投稿
 理由:外部サービスを複数つなぐ前提で設計でき、認証や権限もプログラム側で扱えるから。
・品質基準を満たすまで自動でやり直させたい処理
 例:生成した文章の長さ・構造・数値の整合性をチェックして、NGなら再生成する
 理由:チェックロジックをコード化しておけば、人のレビューを待たずに「合格するまで回す」が実現できるから。

AIプロジェクトを​やるなら​ここに​留意
・ゴールを​ユーザと​共有する​
 KPIが​はっきりしていない​場合が​多い​ もしくは 受け売りで無茶なこと行ってくる
 作る​側も​どこまで​できるかの​当たりが​まだ​曖昧
 0スタートだと​確認できるまで​時間が​かかるのである​程度仕組みを​準備した方が​よい
 確認できる​環境を​最初に​作る​
 AI​使わない​選択肢も​常に​考える​
・開発見積もり関連
 開発の​見積もりは​プロンプト調整を​別途設ける​(時間かかる)​
 開発する​環境の​コストは​思った​より​かかるので​大きめに​請求する​
 できなかった​時​(納得感を​与えられなかった)の​ことも​考えておく​
・開発の勘所
 新しい​手法や​ライブラリは​常に​使えるように​しておく​
 開発に​生成AIを​ゴリゴリに​使う​
 MCPサーバの​機能と​して​INと​OUT分けた方が​良いかも​(書き込みと​読み込みは​別に​した方が​よい)​
 プロンプトのバージョン管理、テンプレート化

----- 講義ノート(河野)-----
AIエージェント開発プロジェクト
・どうすれば精度が上がるか 一人で開発していると煮詰まる
・他のユースケースへの応用性のアイディア
・開発受託時の見積もり基準
・開発時の気づき

プロジェクト概要
・金融商品市場のプロ向けに毎日送信される有料メルマガの自動生成
 メルマガ作成の業務分析・ワークフロー確認

開発期間:予定3ヶ月、実際:6か月:週12-20h
情報収取API調査:1mon、インフラ構築:1mon、開発:2.5mon,プロンプト調整:1mon
アーキテクチャ pyhon, stereamlit, langgraph, FastMCP, Postgres, OpneAI GPT 4.1mini, AWS

特記事項 RAGは長期記憶にしか使わなかった:レポートの参照でメタデータ指定がうまくいかなかった
 最終的な出力は GPT-5より GPT4.1の方がよかった OpenDeepResearchもその構成

アプローチ1
 LangGraphのノードをつくってフラフ化:外部API/MCPサーバで実装できた
 APIの選定に時間を要した、stateが肥大化した

アプローチ2
 ReactエージェントとSupervisorで構成
 出力は安定した
 エージェント間の受け渡しでエラー発生時の対応が難しい

アプローチ3
 OpenDeepResearchに外部APIのMCPを組み合わせてレポート生成化
 認証周りのインフラも構築
 処理の所要時間が長くなった

アプローチ4
 ReactAgent+Supervisor+OpenDeepResearchでタスク処理柔軟化
 長期記憶実装
 商品別にワークフローを指示する手間が残る

アプローチ5
 ReactAgentでBatchを作成してレポート自動生成化
 ワークフローとして機能するようになった
 ユーザの意図通りの内容にする方法は要検討

見解
 アナリストレポートの自動生成は難しいのかも
 商品別のニュース情報の収集・まとめなどの方が高精度かも

うまくいった点
 aws:ステージングなど複数環境で構築
 エージェント・長期記憶など使えた
 情報抽出は AIでできた
 ワークフローはプログラム必要
 開発に生成AIを導入し高速化できた
 ドキュメントは生成AIにプロンプトを渡してつくった

いまいちだった点
 準備調査に時間を要した
 ハルシネーションおきた
 開発費用が結構かかって追い込めなかった
 ユーザの要件定義が揺らいで変わっていった
 自動処理化までいけなかった
 UIの品質向上の時間がとれなかった

改善していきたい点
 技術面で第三者の意見をききたい
 フルスタック1名だと忙しい
 個人での対会社ビジネスの弱さ
 対応のチーム化
 要件定義の品質強化
 生成AI精度の検証方法の定義
 CI/CD, インフラ構成など共通項は用意しておく

----- QA
かわばた 300h かけたのが結構大きい
いろいろ自作してみたことに価値がある
つちだ レポートの出力品質向上ノウハウがたまった
 githubに入れたドキュメントはプロンプトで自動生成したもの
 テンプレート化できた、ふりかえりができた
中村 GPT4.1mini利用とのことだが、個人で買えるPCで動かないと思うがローカルLLMを使わない理由は?
つちだ ローカルLLMを構築するとその費用も全てサービス費用に入るのでコスト・時間的に厳しくなる
 過去レポートを学習させる方向だとローカル化もありそう
こうの 当初の要件と最終の要件の変化点は?
つちだ アナリストレポートの自動生成が当初目的だったが、時系列情報や前提知識などで制約があったので、レポート作成業務のサポートに変化した
 ペルソナつくって改善できるかも
こうの 有料レポートならではの視点は?
つちだ プロ向けなので基本有料の世界。情報ソースも有料。アナリストの使っている有料ソースは使えなかった
こうの ソースはアナリストにいれてもらうようにすればよくなりそう
-----

エージェントとChatGPTの違い
 処理:対話前提 / プログラム
 情報ソース:ChatGPTの提供範囲 / 自社DBなどなんでも
 記憶:外部保存共有は弱い / アプリ設計で自由
 品質:自動的には改善しにくい / 検証・再実行できる
 コスト:初期は低いが処理増でも最適化しにくい / 初期が重いが大量実行は有利
 運用性:実行通知は可能
 ガバナンス:だいたい同じだが揺らぐ / 安定

AIプロジェクト実行の留意点
・ゴールをユーザと共有する
 KPI:無理な要素を排除する
 AIでなくてもよいケースもある
・開発積もり
 プロンプト調整は時間かかる
・開発の勘所
 普段から生成AIをサポートとして使っていると慣れて来る
 MCPサーバの機能を I/O分離しておく
 プロンプトバージョン管理・テンプレート化

----- QA
かんざき 個人でこのプロジェクトを担当したねらいは?
つちだ レポートの自動生成などのテンプレート化スキルの獲得など、レポーティング機能をいろいろなことに応用でき、他のプロジェクトにも応用できそうと思った
かんざき 自分用の日常の自動情報収集システムにも使えると思った
こうの MCPサーバの I/Oを分離する意図はミスチョイスの抑止?
つちだ MCPサーバの説明が明確でないと I/Oの区別が失敗して選択されてエラーとなる
はしむら プロンプトのバージョン管理やテンプレートソースのバージョン管理に向いたツールは?
つちだ github使ってるが、プロンプトは分けた方がいいかも。エージェントと開発のプロンプトの使い分けは trace をとる langhuseがいいかも。
はしむら それらを管理する専用ツールなどはないのかな
つちだ プロンプト共用リポジトリサービスはありそうだがそこまでいってない
-----



----- Session2 ----- 1930-2120 かわばたさん:最新AIテクノロジー概説
** 行政におけるAIの取組について
日本には、AI/LLMを活用すべく、LLMにかんするデータセットの整備や、MCPなどのサービスを提供している省庁がある。

*** 【デジタル庁】日本の法令に関する多肢選択式QAデータセット
- GitHub - 日本の法令に関する多肢選択式QAデータセット ::
https://github.com/digital-go-jp/lawqa_jp/tree/main
- 日本の法令に関する多肢選択式QAデータセット公開の背景|デジタル庁 ::
https://digital-gov.note.jp/n/n6395fb0ad874

*** 【デジタル庁】JグランツMCPサーバー
- GitHub - digital-go-jp/jgrants-mcp-server ::
https://github.com/digital-go-jp/jgrants-mcp-server
- デジタル庁のMCPを活用して、Difyで補助金検索チャットアプリを作成する方法|Dify Base ::
https://note.com/dify_base/n/nb80f3259f97a

*** 【国交省】MLIT DATA PLATFORM MCP
- 国土交通データプラットフォーム :: https://www.mlit-data.jp/#/Page?id=apps_mcp
- 国土交通省が「MCPサーバ」公開 APIの知識不要、対話形式でのデータ取得が可能に:非エンジニアにも開かれたデータ基盤 - @IT ::
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2511/14/news056.html

** 中国・深圳のパソコンメーカーについて
前回、EVO-X2が話題になったが、現在のMiniPCは深圳のメーカーが席巻している。

*** まとめ情報
- MinisforumやBeelinkといった中華ミニPCはどこが作っているのか ::
https://megalodon.jp/2025-0627-0644-15/https://note.com:443/zilo/n/n6ea88bd14b9e
- 【全16種】ミニPCのおすすめ中華ブランド5選と、中華ミニPCの注意点 | このブランドはどこの国? ::
https://kunitohyouban.com/2024/08/12/%E3%83%9F%E3%83%8Bpc%E3%80%80%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81/

*** 世界中で売られている中華ミニPCを「作っている」5社。
- DTET(Dongguan Tuofuton Electronic Technology|东莞市拓孚顿电子科技有限公司) ::
Topton, Aoostar
- CYX(Shenzhen CYX Industrial|深圳创盈芯实业有限公司) :: Nipogi (日本)
- MeiGao(Shenzhen Meigao Electronic Equipment|深圳市美高电子设备有限公司) :: Minisforum
- AZW(Shenzhen AZW Technology|深圳市安卓微科技有限公司) :: Beelink, TrigKey
- GMK(Shenzhen GMK Technology|深圳市极摩客科技有限公司) :: GMKTek, Geekom(台湾を名乗っている)
有名な askhand, chatreey, chuwi, higolepc, khadas, .. ほとんどがDTETと思われる。

+ ODM :: 委託元が持ち込んだ企画に基づき、受託先がデザインから設計・製造までを一貫して行う。
+ OEM :: 委託元が企画・設計した製品を、受託先が製造する。

** Google
Googleが最近リリースした、一連のAIサービスについて紹介する。

*** AntiGravitity
- Google Antigravity :: https://antigravity.google/
- Google Antigravity の クイックスタート|npaka :: https://note.com/npaka/n/nafe71bf65ce5
- AIエディタ「Google
Antigravity」は、Googleが3600億円で買収した元Windsurfチームが開発。開発者はエージェントのマネージャになる −
Publickey :: https://www.publickey1.jp/blog/25/aigoogle_antigravitygoogle3600windsurf.html
- VSCode派生IDE「Google Antigravity」が、AI駆動開発の新しいパラダイムを切り拓いている #Gemini -
Qiita :: https://qiita.com/rf_p/items/60be12914338447543d3
- AntigravityはどういうAIエディタなのか :: https://blog.lai.so/antigravity/
- Googleが発表したAIエディタ、Antigravityを触ってみた。~指示・実装・動作確認~ #Gemini - Qiita ::
https://qiita.com/yokko_mystery/items/bb5615ebcd385a597c41

*** NanoBanana Pro
- Googleの画像生成AI「Gemini 3 Pro Image(Nano Banana
Pro)」が登場、Geminiの推論機能を応用して言語対応や情報整理能力が強化 - GIGAZINE ::
https://gigazine.net/news/20251121-google-gemini-3-pro-image-nano-banana-pro/
- Googleの新AI「Nano Banana Pro」がXで大ブレイク、クリエイターを熱狂させる / X ::
https://x.com/i/trending/1991788720421261363
- ASCII.jp:凄すぎてもはや意味不明!画像生成AIの到達点「Nano Banana Pro」ついに公開 ::
https://ascii.jp/elem/000/004/353/4353732/
- 「Google Antigravity」の無償プレビューが開始、AIエージェント中心の新しい開発環境 - 窓の杜 ::
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/2064243.html

*** Gemini 3
- Gemini 3: Introducing the latest Gemini AI model from Google ::
https://blog.google/products/gemini/gemini-3/?ref=blog.lai.so
- Gemini 3 First Impressions & Benchmarks (Including Deep Think) | by
Dr. Derek Austin | According to Context | Nov, 2025 | Medium ::
https://medium.com/according-to-context/gemini-3-first-impressions-benchmarks-including-deep-think-40a00a622e8d
+ - Gemini 3 Pro benchmark : r/GeminiAI ::
https://www.reddit.com/r/GeminiAI/comments/1p098lr/gemini_3_pro_benchmark/

*** Notebook LM
- とほほのNotebookLM入門 - とほほのWWW入門 :: https://www.tohoho-web.com/ai/notebooklm.html
- NotebookLM の 動画解説 の概要|npaka :: https://note.com/npaka/n/nf6ce22ea3933
- ASCII.jp:【無料】「NotebookLM」神機能“音声概要”をスマホで使おう!
難しい論文も長〜いYouTubeも、ポッドキャスト化して分かりやすく (1/3) ::
https://ascii.jp/elem/000/004/313/4313551/
- ASCII.jp:やばいアプデきた!グーグル「NotebookLM」Deep Research機能で最強進化 ::
https://ascii.jp/elem/000/004/350/4350621/

** OpenNotebook
OpenNotebook は、 Googleの NotebookLMの機能を、ローカルLMで実現したもの。
- 「NotebookLM」と同等の機能をローカル環境で使える「Open Notebook」 - ZDNET Japan ::
https://japan.zdnet.com/article/35240588/
- ローカルで稼働するOpen Notebook を実際に使ってみた ::
https://zenn.dev/ryo_tsukuda/articles/d1ae2b44a45709

** Heretic・検閲解除技術
Hereticは、 Transformerベースの言語モデルから「検閲」を除去するツール
- GitHub - p-e-w/heretic: Fully automatic censorship removal for
language models :: https://github.com/p-e-w/heretic
- 検閲を解除した脱獄版LLMを簡単に生成できるツール「Heretic」 - GIGAZINE ::
https://gigazine.net/news/20251117-heretic/
- Heretic: Fully automatic censorship removal for language models :
r/LocalLLaMA ::
https://www.reddit.com/r/LocalLLaMA/comments/1oymku1/heretic_fully_automatic_censorship_removal_for/

Hereticを gpt-oss-120b に適用して、検閲を除去したLLMが話題となっている。
- bartowski/kldzj_gpt-oss-120b-heretic-GGUF ・ Hugging Face ::
https://huggingface.co/bartowski/kldzj_gpt-oss-120b-heretic-GGUF
- XユーザーのPhotogenic Weekendさん: 「https://t.co/ThVivFKXhg」 / X ::
https://x.com/PhotogenicWeekE/status/1990959218757927274
- Xユーザーのネギかもさん: 「GPT-OSS:120B Heretic版・・・良いね ◯◯質問でもスラスラ答えてくれる
これはそのうち消されそうな気が https://t.co/DugjdI1w2R」 / X ::
https://x.com/NegiTurkey/status/1990718170307379682

Heretic以外にも、検閲を除去するツールや研究は存在する。
- MIT Tech Review: 量子技術でDeepSeekを55%小型化、「検閲解除」にも成功 ::
https://www.technologyreview.jp/s/372724/quantum-physicists-have-shrunk-and-de-censored-deepseek-r1/

----- 講義ノート(河野)-----
ローカルLLM導入ねた
ChatGPTは便利だけど機密情報を扱えない:製造業の現場では知財管理のため社外サービスを利用しにくい
 ローカルLLMを構築 PoCすると業務フローと会わない・UIが使いにくい等の課題が出やすい
 触らないとわからないことが多いが、触るのが後phase過ぎる
 業務フローとの整合・現場の人の操作感覚

そもそもLLMで解決できる課題か?
 実業務での精度・速度・使い勝手
 複数ユーザ

投資判断
 効果を確認して次stepに進む OpenRouterで試す
 テキストだけでよい?図表もいる?:インフラスケール

OpenRouter
 様々なLLMを試験できる
 機密情報を使わずに試験する

図表いる:Gemma3-27b nvidiaGPU環境が必要
テキストのみ:gtp-oss-120b/Qwen3-30a-3b ミニPCでいける:30万円

30万円PCの社内LLM AIは化学プラントの危険予知・事故リスクを予測できるか
 なぜ社内AI? 監査対応がしやすい、外部接続なし、モデルが安定
 回答品質は良好だった LOTO手順も明示された

既存手順の抜け漏れが発見できれば価値がある
 基本的には誤っている前提で利用する

メリット:30万円で優秀な技術顧問を永久雇用できる 機密の漏洩がない 24H連続稼働
課題:遅い、Excelと連携しにくい、どこまで任せられるか不明、効果測定を続ける必要あり
次のステップ:GPUを買う、マルチモーダル化
マルチユーザ対応:Ollama+OpenWebUI
OpenRouterシステムの構築大変? LMStudioつかって GUIモデルインストールでできる
ローカルLLMは基本的にChatGPTには勝てない。機密情報を扱える点が強み

日本の行政におけるAIの取組
・デジタル庁 日本の法令に関する多肢選択式QAデータセットの公開 2025/10
 企業の法務部で利用するケースを想定し AIの学習に役立つデータを提供:精度測定を可能とする
 githubで公開中 データは json
  法令・問・選択肢・正解をまとめたセットで構成:金商法:届出書提出外国会社 外国語でよいか

導入効果を測定可能とする
 評価・コンテキスト:RAGに組み入れる
 パラメトリック:ファインチューニング用学習データ 機械学習での学習に相当

知識レベル・読解力・応用
・国交省 MCPサーバ公開
LLMによるAPIアクセス、対話型
Q 千代田区内で点検実施粘度が2020年の橋梁は?
A 以下4件・・・
 Qの例: 新宿駅付近の避難所は? 都庁付近で最も交通量の多い道路は?
メリット:APIの知識がなくても使える、外部MCPサーバと連携可能

・デジタル庁 jgrants MCPサーバ / Dify
補助金検索エージェントMCP
FastMCPframework
ファイルダウンロード・添付資料アクセス・ファイル変換・動的ツール検出
動作環境 ClaudeDesktop
セルフホスト型Dify:Dockerで稼働

中国しんせんのPCメーカー ミニPC
 いろいろなブランドがあるがどこが作っているのか
 5社。DTET/CYX/MeiGao/AZW/GMK
 CPUベンダ・チップセットメーカーと特別な契約を結んでいる
 80%は DTETがつくっている:Topton/AOOSTAR等
 各国のアフィリエイター(youtuber)が独自ブランドで展開して販売している

OEM 委託された製造を行う
ODM 受託側が企画設計製造を行う。こういうものを作りたいと依頼:お金はあるけど技術力がない
ブランドは 100以上あるがメーカーは5社
サポートはだめ。売上が伸びてサポート要求が増えて来るとブランドを閉じる 消耗品のビジネスモデル

Googleサービス
・antigravity AIコーディングエディタ
 Chromium v8 electron
  VSS OSSバイ Code-oss/Windsurf
 Spec-driven Development マークダウン記述式
 中間成果物の扱い比重を拡大 設計断片・plan・決定ログ
  意思決定・判断ポイント

 npakaさんのクイックスタートガイドが良い
  terminal execution policy ターミナルコマンドはAIが必要と判断したら自動実行する?
  Review policy
  AIのブラウザアクセスは安全な規定の許可リストに限定するか
 AgentManager/Editor を切り替えて利用する
  エージェントの実行管理 / コード編集

・nanoBananaPro Gemini3pro-image
 画像生成AIが ver.up
 文脈を理解したビジュアル生成能力:プレゼン結果をまとめた資料作成
 Google検索の知識ベースと連動
 14枚の参照画像、5人のキャラの一貫性・アングル・シーン変換
 adobe photoshop 内で利用可能
 透明生成電子透かしウォーターマーク入る
 まんがのネームをアップしてマンガを描ける

・Gemini3 :benchmarkが高スコア
 humanity last exam
 screen-Spot pro
 mathArena Apex:数学モデル試験

・NotebookLM
 とほほの notebookLM入門:わかりやすい
 インプレス できるGoogle NotebookLM
 論文pdfなどを入力して内容についてチャットで質問できる 難しい内容の解説をしてもらえる
 DeepResearch機能を追加、レポート・注釈付きのレポートを出力してくれる
 OpenNotebook:ローカルLLM向けにオープンソースで Notebookのようなものを提供している人もいる

Heretic
 LLMのファインチューニング時に禁止項目を意図的に排除するツール
 任意のLLMに応用可能
 gpt120bに適用した kldzj_gpt-oss-120b-heretic-GGUF

----- QA
つちだ IDEは長期記憶?
かわばた 設計書を読んでコードを吐き出す途中過程も記憶している LLMの長期記憶を含む
 おおざっぱな設計・迷い点なども含めて記憶している
つちだ 対話側のやりとりも記憶?
かわばた 出たばかりなので今後記事で紹介されていく認識 gemini3proを使い続ける人もいる
もり シンセンPCでラズパイより長寿命なのはない?
かわばた ブランドを永続するつもりがあれば出て来るかも
もり 問い合わせると2か月くらいで返事来る ちゃんとしたPCは提供されない
かわばた サポート品質を下げた分の低価格
もり ボディサイズの小さいのは通常メーカーでは出てこない なぞなチップのせいでドライバがバグあったり
かわばた ユーザのコミュニティで情報共有して利用していく
もり chatGPTで検索するとでてくる、サポートはchatGPT これは進化系かも
かわばた 新興メーカーのPC は既存ブランドに対抗できる世界ではないのかも サポートの品質と価格は連動 使い捨ての感覚
もり debian入れたら wifiつながらなくなった OS ver.upするとデバイスドライバが提供されていないなど
かわばた ユーザコミュニティでサポートされるマシンがよい、ユーザのノウハウ蓄積が重要
 winを unistall する、winを再度入れるなど・・・ LLMつくるとき winは vramの制限がある点以外は ubuntuでなくてもよい
 oolamaを複数人数で動かすときは ubuntuがよい
もり win リモートログインは textベースでできる?
かわばた mac/linuxがよい
もり macはリモートはセキュリティ上、画面にダイアログにでて使いにくい
かわばた minisforumなどいれる
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忘年会 2025/12/19
次回 AIws#81 2026/1/23

posted by IS Engineer at 23:00| Comment(0) | AI workshop 2025

2025年11月01日

坂村先生近影

旗の台を歩いていたらなんと前方から坂村先生が歩いて来られ、久しぶりにお話しました。
今もこのワークショップで坂村研究室の場所・メンバを引き継いで活動できている点、改めて先生と皆様に感謝しています。
機会があれば先生にも話しに来てほしいな、など考え中です。
近影を載せておきます。
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posted by IS Engineer at 23:00| Comment(0) | AI workshop 2025